2023-11-07
空き家を相続予定の方のなかには家族信託と呼ばれる制度について知っている方もいるでしょう。
この記事では家族信託制度のメリットについてご紹介します。
空き家が発生する原因についてもご紹介しますので、これから空き家を相続する可能性のある方は参考にしてください。
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空き家の原因は核家族化と高齢者の増加です。
これまでは、親が所有している不動産を子どもの世帯に相続し、子ども世帯がそこで住み続けていました。
しかし現代では実家を出て別の場所で生活する子どもの世帯が増えてきており、核家族化が進んでいます。
相続が発生したときにも相続人がいない状況も増え、その結果空き家になります。
子ども世帯も違う場所での生活を選んでいるため、相続してもそこでは暮らさないと判断する方が多いです。
また、持ち主が認知症を発症してしまい売買ができなくなる状況も空き家が発生する原因です。
認知症は判断能力がないとされ、不動産の売買契約が締結できません。
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家族信託とは先ほど説明した所有者の認知症による売買が出来ない状態を回避するのに効果的な制度です。
不動産を所有している方が委託者となり、自身の子どもなど信頼できる方にその不動産を託す制度で、委託された方を受託者といいます。
受託者が不動産売買をして利益が発生した場合は受益者を設定し、その方に利益を渡します。
委託者と受益者は同じ方になるケースが多く、親の代わりに子どもが不動産を管理り利益を渡す仕組みです。
これにより、親が認知症になり空き家が発生してしまった際に、子どもが代わりに空き家の管理や売買ができます。
所有者が認知症になり、資産凍結になる状況を回避できる制度です。
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通常、資産を人に渡す際、親子であっても贈与税が発生します。
しかし、家族信託で受託者が受益者に対し利益を手渡しても贈与税が発生しません。
子どもが代わりに不動産を売却し、発生した利益を渡しても贈与税がかからない点はメリットです。
また、受託者の判断で不動産の処分ができる点もメリットです。
先ほども述べたように親が認知症になってしまった後は不動産の処分するとなると複雑な手続きが発生します。
家族信託であれば受託者のタイミングで処分ができます。
他にも家族信託であれば数世代先の財産継承まで指定ができる点もメリットでしょう。
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空き家は所有者の高齢化や核家族化、所有者の認知症の発症などさまざまな原因により発生します。
そこで家族信託の制度を利用すると、空き家となってしまう前に不動産の処分が可能です。
利益が発生し、受益者に渡しても贈与税がかからない点がこの制度の大きなメリットです。
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