2024-06-11
不動産の売却をおこなったあとに、「お尋ね」と記載された文書が届くことがあります。
差出人の宛名が「税務署」となっているため「何かしたかな?」と不安になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、そもそも「お尋ね」とは何なのかにくわえて、お尋ねの内容や届いた際の対処法について解説していきます。
\お気軽にご相談ください!/
「お尋ね」とは、不動産売却などでお金が大きく動いた場合に税務署から届く、いわば「確認」のための文書のことです。
原則として、不動産売却で譲渡所得税が発生した場合は、必ず確定申告をおこなわなければなりません。
お尋ねが自宅に届いた場合、「不動産売却をおこなった翌年に確定申告をしていない」可能性が高いです。
税務署は、不動産所有権の移転登記の状況が把握できるため、誰が不動産売却をおこなったかを知っています。
そのうえで、確定申告がなされていない場合に、「適切に税金をおさめたかどうか」の確認の意味をもって「お尋ね」を送るのです。
▼この記事も読まれています
旗竿地は売却が難しいと言われる理由とは?売却する方法についても解説
\お気軽にご相談ください!/
お尋ねで確認される内容は、主に「不動産の情報」「購入代金等」「譲渡価格」です。
お尋ねは、法的書類や税務調査の類ではありませんので、届いたからといって罰金や罰則は課せられません。
ただし、無回答のまま放置していると、「税金を納めていないのでは?」と疑われ、税務調査が入る可能性があります。
そのためお尋ねが届いた場合は、売却情報がわかる書類を用意し、なるべく早く回答するようにしましょう。
▼この記事も読まれています
中古マンションを売るのが大変な理由とは?売却方法や流れなどもご紹介
\お気軽にご相談ください!/
先述したように、お尋ねが届いた際はなるべく早く回答する必要がありますが、譲渡所得によって回答内容が変わります。
不動産を売却しても譲渡所得がなかった場合は、基本的に確定申告をする必要がないため、もしお尋ねが届いても内容にしたがって回答すれば問題ありません。
一方で不動産売却をして譲渡所得があった場合にお尋ねが届いたら、確定申告をおこなっていない可能性があるため要注意です。
もし確定申告を「知らなかった」「忘れていた」という場合は、管轄税務署で「期限後申告」をおこなう必要があります。
その際「無申告加算税」や「延滞税」が上乗せされる可能性がありますが、申告期限から1か月以内に期限後申告をおこなった場合などは、免除されることもあります。
▼この記事も読まれています
築浅一戸建て物件を売却する理由とは?売却するコツまでくわしくご紹介!
「お尋ね」とは、不動産売却などをおこなった際に税務署から届くことがある、「確認」のための書類です。
お尋ねの内容は、主に「不動産の情報」「購入代金等」「譲渡価格」の質問となっています。
譲渡所得がない場合は内容に沿って回答すれば良いですが、譲渡所得があって確定申告をおこなっていない場合は、速やかに管轄税務署で期限後申告をおこないましょう。
四日市市で不動産売却をお考えなら地域密着の棲まいのたんぽぽ不動産にお任せください。
弊社のホームページより不動産査定依頼を受け付けておりますので、ぜひご利用ください。
この記事のハイライト ●不動産売却で利益が生じた場合には「譲渡所得税」が課される●不動産の所有期間が譲渡所得税の税率に大きく影響する●不動産会社に相談しながら売却を進めるこ...
2022-01-25
不動産売却をした際は、いくつかの税金を支払うことになります。 確定申告が必要な場合もありますので、事前に税金について確認しておくことが必要です。 今回はそんな不動産売却にかかる税金や、確...
2022-02-01
この記事のハイライト ●不動産売却の際に必要な仲介手数料や司法書士への報酬などには個人でも消費税がかかる●個人がおこなうマイホームなどの不動産売却に対しての消費税は非課税と...
2022-03-22
この記事では四日市エリアを中心に三重県全域で不動産売却をする方に向けて、不動産売却時にかかる税金についてご紹介する内容になっています。 「所得税がかかるケースとは」「課税される場合の計算...
2022-05-17
パソコンなどの消費財と同じく、不動産にも耐用年数の考え方があることをご存じでしたか。耐用年数は売却時に重要な指標となる数字のため、ぜひ不動産の耐用年数に関する考え方を覚えておきましょう。今回は不動産売却における耐用年...
2025-04-29
住宅ローンの返済が苦しいとき、「親や親族に買ってもらえたら助かるのに」と考えた方もおられるでしょう。住宅ローンの対策として利用される方法の1つに「リースバック」がありますが、これは親族間売買でも利用できるのでしょうか...
2025-04-22
事故物件の売却を検討している方のなかには、告知義務に関して、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。そのなかでも、共用部分での瑕疵も、内容によっては告知の義務があるので、注意する必要があります。そこで今回は、共用...
2025-04-15
事故物件の不動産は人々に与える心象が悪いため、「更地にして売ってしまえば良いのでは」と考える方も多いでしょう。しかし、解体にはメリットもあれば、デメリットもあるので注意が必要です。この記事では、事故物件の売却を検討し...
2025-04-08
相続などで誰も住んでいない不動産の所有者となった場合、火災保険を掛けるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。誰も住んでおらず、活用できていない空き家でも火災保険が必要な場合があるのです。そこで今回は、空き家に対して...
2024-04-09
離婚後の住宅ローンの扱いは、残債や返済義務者によって異なり、どちらかが引き続き住宅に住み続けられるケースもあります。 この記事では、離婚するときの住宅ローンに係る取扱いについてご説明するので、離婚を考えていて不動産を...
2023-06-20
家を建てるときのみならず、解体するときもいくらかの費用がかかります。 誰も住んでいない家の土地を売却するにあたって、建物部分を解体する際の解体費用に助成金は出るのでしょうか。 今回は、売却時に家を解体する際の解体費用...
2023-02-28
不動産売却では、どのような費用がかかるのか気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、住宅ローンが残っている場合に不動産売却ができるのか、不動産売却時に発生する費用の種類や仲介手数料についてご紹介し...
2022-11-22
不動産を相続すると、不動産の所有者を被相続人から相続人に移す必要があります。しかし、2024年4月になるまで相続登記は義務化されていませんでした。今回は不動産の相続登記が義務化された背景はなにか、不動産を相続したくな...
2025-04-01
不動産を相続したあと、さまざまな理由により不動産売却を検討している方は少なくありません。相続した不動産売却をおこなうことには、メリットだけでなくデメリットもあります。今回は、相続した不動産売却のメリット・デメリットに...
2025-03-25
事件や事故などによって建物内で人が亡くなっている家を「事故物件」と呼びます。相続財産のなかに事故物件が含まれているとき、相続するかどうかで迷うことがあるのではないでしょうか。そこで今回は事故物件を相続したときに課され...
2025-02-18
自殺や事件の現場になった物件を相続するのは避けたい、と思う方は多いでしょう。心理的瑕疵を抱えている物件は、買い手はもちろん借り手も見つかりにくいので、何かしらの対処が必要です。こちらの記事では、事故物件は固定資産税が...
2025-02-04
相続のときに発生する税金は、少しでも負担を軽くしたいと思うものでしょう。相続税には非課税枠と呼ばれる控除があり、上手に活用すれば負担が軽減できます。そこで、こちらの記事では、相続税の非課税枠とはなにか、基礎控除額の計...
2025-01-14
農地は一般的な宅地より売却が難しいと言われることが多いですが、その理由をご存じですか。うまく売却できた場合、条件によっては譲渡利益にかかる所得税に特別控除が使えるかもしれません。今回は農地の売却が難しいと言われる理由...
2024-10-15
不動産の売却をおこなったあとに、「お尋ね」と記載された文書が届くことがあります。差出人の宛名が「税務署」となっているため「何かしたかな?」と不安になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、そもそ...
2024-06-11
土地の売却をご検討中の方の中には、確定申告は必要なのかや、やり方がわからないと不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。また、確定申告にはいくつかの書類が必要になり、どのように集めてどのように記入したら良いのかわ...
2024-02-20