2024-11-26
不動産売却のなかでも、とくにトラブルに発展しやすく、細心の注意を払わなければならないのが土地の売却です。
土地の境界線があいまいなせいで、不動産会社が仲介に応じてくれないケースも少なくありません。
今回は、土地の境界線とは何か解説したうえで、土地の境界線の調べ方や、境界確定測量にかかる費用をお伝えします。
\お気軽にご相談ください!/
土地の境界とは、所有する土地と隣人の土地を分ける境界のことです。
境界線には「筆界」と「所有権界」の2種類があり、筆界は不動産登記上の境界を、所有権界は所有者同士で話し合って決める境界を意味しています。
土地の境界線が不明瞭な場合は、「筆界特定制度」や「境界確定訴訟」により境界線を確定させなければ、土地の売却ができません。
これは、境界線があいまいなまま土地を売却すると、隣地の所有者と境界線の認識が相違している場合にトラブルが発生するリスクが高いためです。
▼この記事も読まれています
旗竿地は売却が難しいと言われる理由とは?売却する方法についても解説
\お気軽にご相談ください!/
土地の境界線の調べ方はいくつかあり、まず登記を申請する際に法務局へ提出する「公図 地積測量図」を使う方法があります。
地積測量図は、売却したい土地を管轄する法務局を訪れると、誰でも閲覧することが可能です。
売却を検討している土地が区画整理されている地域にある場合は、官公庁が管理する「区画整理図面」を参考にしながら境界線を確定すると良いでしょう。
また、地籍調査をおこなって官民境界を明確にする方法も境界線を確定させるために効果的であり、地籍調査図面を使った調べ方も有効です。
▼この記事も読まれています
中古マンションを売るのが大変な理由とは?売却方法や流れなどもご紹介
\お気軽にご相談ください!/
土地の境界線が分からないままでは売却ができないため、事前に境界確定測量を依頼しましょう。
境界確定測量にかかる費用相場ですが、土地家屋調査士に依頼する場合、測定費用として50万円~100万円がかかる場合が多いです。
筆界特定制度を利用する場合は、手数料と手続き費用がかかり、この場合の費用相場は50万円~80万円となります。
なお、境界画定訴訟を起こす場合は、100万円前後の費用がかかるケースが多いです。
▼この記事も読まれています
築浅一戸建て物件を売却する理由とは?売却するコツまでくわしくご紹介!
土地の境界線とは、有する土地と隣人の土地を分ける境界のことで、確定させなければ土地を売却できません。
境界線の調べ方は「地積測量図」や「区画整理図面」といった書類を確認しておこなうことが一般的です。
境界確定測量に係る費用は、土地家屋調査士に依頼する場合、50万円~100万円を相場と考えましょう。
四日市市で不動産売却をお考えなら地域密着の棲まいのたんぽぽ不動産にお任せください。
弊社のホームページより不動産査定依頼を受け付けておりますので、ぜひご利用ください。
この記事のハイライト ●心理的瑕疵とは、住みたくないと感じるような事情があること●売却時に告知義務を怠ると、契約不適合責任を問われる●売却が困難な場合は買取がおすすめ 過去...
2022-01-25
不動産売却時の査定方法は1つの方法だけではなく、机上査定と訪問査定があります。 この2つにどのような違いがあるのかご存じでしょうか? 本記事では机上査定と訪問査定の違いについて解説すると...
2022-01-25
不動産は高価なもので扱いも難しいため、いざ売却しようと思っても初めてのことで良くわからないという方もいらっしゃるでしょう。 その不動産の売却をより有意義なものとするために知っておくべき不...
2022-01-25
不動産を売却する理由が、離婚によるものであることは少なくありません。 そう、決してめずらしいことではないのです。 売却を依頼する際に隠さず伝えていただくことで、よりスムーズな取り引きにつ...
2022-01-25
事故物件の売却を検討している方のなかには、告知義務に関して、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。そのなかでも、共用部分での瑕疵も、内容によっては告知の義務があるので、注意する必要があります。そこで今回は、共用...
2025-04-15
事故物件の不動産は人々に与える心象が悪いため、「更地にして売ってしまえば良いのでは」と考える方も多いでしょう。しかし、解体にはメリットもあれば、デメリットもあるので注意が必要です。この記事では、事故物件の売却を検討し...
2025-04-08
火事のあった土地を売り出す場合は、買主が見つかりにくいため注意が必要です。火事が起きた土地には悪いイメージがつきやすいため、売却前にお祓いをして土地を浄化しようと試みる方もいます。今回は火事のあった土地のお祓いをした...
2025-03-18
家を売却したうえで買主から借りて住み続けられるリースバックは、借金の返済に困ったときや事業資金を調達する際などに利用されています。ところで、物件によってはリースバックを利用できないケースがあるのをご存じでしょうか。こ...
2025-03-11
相続などで誰も住んでいない不動産の所有者となった場合、火災保険を掛けるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。誰も住んでおらず、活用できていない空き家でも火災保険が必要な場合があるのです。そこで今回は、空き家に対して...
2024-04-09
離婚後の住宅ローンの扱いは、残債や返済義務者によって異なり、どちらかが引き続き住宅に住み続けられるケースもあります。 この記事では、離婚するときの住宅ローンに係る取扱いについてご説明するので、離婚を考えていて不動産を...
2023-06-20
家を建てるときのみならず、解体するときもいくらかの費用がかかります。 誰も住んでいない家の土地を売却するにあたって、建物部分を解体する際の解体費用に助成金は出るのでしょうか。 今回は、売却時に家を解体する際の解体費用...
2023-02-28
不動産売却では、どのような費用がかかるのか気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、住宅ローンが残っている場合に不動産売却ができるのか、不動産売却時に発生する費用の種類や仲介手数料についてご紹介し...
2022-11-22
不動産を相続すると、不動産の所有者を被相続人から相続人に移す必要があります。しかし、2024年4月になるまで相続登記は義務化されていませんでした。今回は不動産の相続登記が義務化された背景はなにか、不動産を相続したくな...
2025-04-01
不動産を相続したあと、さまざまな理由により不動産売却を検討している方は少なくありません。相続した不動産売却をおこなうことには、メリットだけでなくデメリットもあります。今回は、相続した不動産売却のメリット・デメリットに...
2025-03-25
事件や事故などによって建物内で人が亡くなっている家を「事故物件」と呼びます。相続財産のなかに事故物件が含まれているとき、相続するかどうかで迷うことがあるのではないでしょうか。そこで今回は事故物件を相続したときに課され...
2025-02-18
自殺や事件の現場になった物件を相続するのは避けたい、と思う方は多いでしょう。心理的瑕疵を抱えている物件は、買い手はもちろん借り手も見つかりにくいので、何かしらの対処が必要です。こちらの記事では、事故物件は固定資産税が...
2025-02-04
相続のときに発生する税金は、少しでも負担を軽くしたいと思うものでしょう。相続税には非課税枠と呼ばれる控除があり、上手に活用すれば負担が軽減できます。そこで、こちらの記事では、相続税の非課税枠とはなにか、基礎控除額の計...
2025-01-14
農地は一般的な宅地より売却が難しいと言われることが多いですが、その理由をご存じですか。うまく売却できた場合、条件によっては譲渡利益にかかる所得税に特別控除が使えるかもしれません。今回は農地の売却が難しいと言われる理由...
2024-10-15
不動産の売却をおこなったあとに、「お尋ね」と記載された文書が届くことがあります。差出人の宛名が「税務署」となっているため「何かしたかな?」と不安になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、そもそ...
2024-06-11
土地の売却をご検討中の方の中には、確定申告は必要なのかや、やり方がわからないと不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。また、確定申告にはいくつかの書類が必要になり、どのように集めてどのように記入したら良いのかわ...
2024-02-20