土地売却時には測量が必要？したほうが良いケースや費用相場を解説

土地を売却する際は、買主に測量図の提出を求められることが多くあります。
測量は義務ではないものの、トラブルを防ぐためには測量が必要、あるいはしたほうが良いケースがほとんどです。
今回は、土地の測量の概要、測量が必要・したほうが良いケース、費用相場について解説します。

土地売却時の測量とは

土地を売却する際におこなう「測量」とは、専用の機械を用いて土地の面積や形状、起伏、隣の土地との境界を調査し、測量図という図面にまとめることです。
土地を売却する際は、その土地の正確な情報を得るために、買主から測量図の提出を求められることが多くあります。
測量が義務付けられているわけではありませんが、ほとんどの方は土地の売却にともなって測量をおこなうことになるでしょう。
土地売却時に使われる測量図は、土地の寸法を簡易的に示す「現地測量図（現況測量図）」と、もっとも正確な「境界確定測量図（用地測量図）」と、土地の登記記録時に法務局に届け出たものである「地積測量図」の3種類です。

▼この記事も読まれています
旗竿地は売却が難しいと言われる理由とは？売却する方法についても解説

土地売却時に測量が必要・したほうが良いケース

土地の売却にともなって測量が必要、あるいはしたほうが良いケースは「境界杭がない土地」「わずかな差が地価に大きく影響する一等地」「旗竿地や変形地」などです。
境界杭が設置されていない、隣の土地との境があいまいである土地は、そのまま売却すると隣人トラブルの種になる危険があります。
後々もめ事にならないために測量をおこない、隣の土地の所有者も立ち会ったうえで「2つの土地の境界はここ」と確認して境界杭を設置しましょう。
また、人気が高い一等地では、わずかな面積の差が地価に大きく影響するため、売却時には境界確定測量図（用地測量図）を求められるのが一般的です。
建築が制限される可能性がある旗竿地や変形地も、その土地にどんな建物を建てられるのかを事前に把握するため、正確な測量が欠かせません。

▼この記事も読まれています
中古マンションを売るのが大変な理由とは？売却方法や流れなどもご紹介

土地売却時の測量にかかる費用

測量をおこなう際にかかる費用の相場は、100㎡程度の土地であれば、現況測量図を作る場合は10～20万円、確定測量をする場合で30～50万円ほどです。
ただし、後者は行政の立ち会いが不要な場合であり、行政の立ち会いが必要な境界確定測量には60万～80万円ほどかかります。
広大な土地や形状が特殊で測量しづらい土地、荒れている土地など、通常よりも手間がかかる場合は費用が高くつく可能性がある点に注意しましょう。

▼この記事も読まれています
築浅一戸建て物件を売却する理由とは？売却するコツまでくわしくご紹介！

まとめ

測量とは、ひとつの土地の面積や形状、隣の土地との境界を詳しく調査することです。
土地を売却する際は、隣の土地との境界を明確にしたり、情報を参照して適切な地価をつけたりする意味で測量図の提出を求められることが多くあります。
測量の費用相場は、現況測量図を作る場合と、確定測量をする場合で大きく変わります。
四日市市で不動産売却をお考えなら地域密着の棲まいのたんぽぽ不動産にお任せください。
弊社のホームページより不動産査定依頼を受け付けておりますので、ぜひご利用ください。