2025-04-29
パソコンなどの消費財と同じく、不動産にも耐用年数の考え方があることをご存じでしたか。
耐用年数は売却時に重要な指標となる数字のため、ぜひ不動産の耐用年数に関する考え方を覚えておきましょう。
今回は不動産売却における耐用年数とはどのような年数か、売却時に減価償却とどのような関係があるか解説します。
\お気軽にご相談ください!/
耐用年数は3種類あり、不動産の耐用年数を算出する際は固定資産税の計算を公平におこなうため法定耐用年数が使われています。
物理的耐用年数とは、モノが劣化して使えなくなってしまう年数です。
使えなくなったら買い替える家電などの消費財でよく用いられていますが、家は使用状況によって劣化度合いが変わります。
経済的耐用年数は、物の価値がなくなるまでの年数です。
不動産でもメンテナンス状況などを見て経済的耐用年数を出すことはできますが、こちらも公平に不動産の価値を算出するのに適当ではありません。
法定耐用年数は税法上の価値を有する期間で、耐用年数を過ぎると劣化がひどくなり住めなくなるわけではありません。
土地は劣化しないため、不動産の耐用年数は建物部分の価値のみを計算するのに用いられます。
▼この記事も読まれています
旗竿地は売却が難しいと言われる理由とは?売却する方法についても解説
\お気軽にご相談ください!/
不動産の法定耐用年数は、建物構造によって異なります。
木造一戸建ては22年ですが、鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションは47年と一戸建ての倍以上の長さです。
一方、木造アパートは木造一戸建てよりさらに短い20年に設定されています。
耐用年数が長いマンションは、築年数が過ぎることによる資産価値低下が一戸建てより緩やかです。
▼この記事も読まれています
中古マンションを売るのが大変な理由とは?売却方法や流れなどもご紹介
\お気軽にご相談ください!/
減価償却とは、会計処理をおこなう際固定資産の取得費用を分割して計上する方法です。
不動産売却では、譲渡所得税の計算をおこなう際この減価償却の考え方が重要になります。
譲渡所得税の課税対象になる譲渡益の計算方法に減価償却費が関係してくるためです。
具体的な計算式は「売却代金-(取得費+手数料)」ですが、取得費は購入費用をそのまま当てはめられるわけではありません。
耐用年数にもとづく減価償却費を引いて取得費を計算する必要があります。
売却代金が同じであれば、資産価値が落ちる築年数が古い家のほうが譲渡所得税の金額が高くなる仕組みです。
▼この記事も読まれています
築浅一戸建て物件を売却する理由とは?売却するコツまでくわしくご紹介!
耐用年数は3種類あり、不動産の耐用年数は法定耐用年数で計算されます。
建物構造によって法定耐用年数は異なり、マンションは一戸建てより法定耐用年数が長いため資産価値が落ちにくくなっています。
譲渡所得税を計算する際は、法定耐用年数にもとづく減価償却費の計算が重要です。
四日市市で不動産売却をお考えなら地域密着の棲まいのたんぽぽ不動産にお任せください。
弊社のホームページより不動産査定依頼を受け付けておりますので、ぜひご利用ください。
この記事のハイライト ●心理的瑕疵とは、住みたくないと感じるような事情があること●売却時に告知義務を怠ると、契約不適合責任を問われる●売却が困難な場合は買取がおすすめ 過去...
2022-01-25
不動産売却時の査定方法は1つの方法だけではなく、机上査定と訪問査定があります。 この2つにどのような違いがあるのかご存じでしょうか? 本記事では机上査定と訪問査定の違いについて解説すると...
2022-01-25
不動産は高価なもので扱いも難しいため、いざ売却しようと思っても初めてのことで良くわからないという方もいらっしゃるでしょう。 その不動産の売却をより有意義なものとするために知っておくべき不...
2022-01-25
不動産を売却する理由が、離婚によるものであることは少なくありません。 そう、決してめずらしいことではないのです。 売却を依頼する際に隠さず伝えていただくことで、よりスムーズな取り引きにつ...
2022-01-25
パソコンなどの消費財と同じく、不動産にも耐用年数の考え方があることをご存じでしたか。耐用年数は売却時に重要な指標となる数字のため、ぜひ不動産の耐用年数に関する考え方を覚えておきましょう。今回は不動産売却における耐用年...
2025-04-29
住宅ローンの返済が苦しいとき、「親や親族に買ってもらえたら助かるのに」と考えた方もおられるでしょう。住宅ローンの対策として利用される方法の1つに「リースバック」がありますが、これは親族間売買でも利用できるのでしょうか...
2025-04-22
事故物件の売却を検討している方のなかには、告知義務に関して、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。そのなかでも、共用部分での瑕疵も、内容によっては告知の義務があるので、注意する必要があります。そこで今回は、共用...
2025-04-15
事故物件の不動産は人々に与える心象が悪いため、「更地にして売ってしまえば良いのでは」と考える方も多いでしょう。しかし、解体にはメリットもあれば、デメリットもあるので注意が必要です。この記事では、事故物件の売却を検討し...
2025-04-08
相続などで誰も住んでいない不動産の所有者となった場合、火災保険を掛けるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。誰も住んでおらず、活用できていない空き家でも火災保険が必要な場合があるのです。そこで今回は、空き家に対して...
2024-04-09
離婚後の住宅ローンの扱いは、残債や返済義務者によって異なり、どちらかが引き続き住宅に住み続けられるケースもあります。 この記事では、離婚するときの住宅ローンに係る取扱いについてご説明するので、離婚を考えていて不動産を...
2023-06-20
家を建てるときのみならず、解体するときもいくらかの費用がかかります。 誰も住んでいない家の土地を売却するにあたって、建物部分を解体する際の解体費用に助成金は出るのでしょうか。 今回は、売却時に家を解体する際の解体費用...
2023-02-28
不動産売却では、どのような費用がかかるのか気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回は、住宅ローンが残っている場合に不動産売却ができるのか、不動産売却時に発生する費用の種類や仲介手数料についてご紹介し...
2022-11-22
不動産を相続すると、不動産の所有者を被相続人から相続人に移す必要があります。しかし、2024年4月になるまで相続登記は義務化されていませんでした。今回は不動産の相続登記が義務化された背景はなにか、不動産を相続したくな...
2025-04-01
不動産を相続したあと、さまざまな理由により不動産売却を検討している方は少なくありません。相続した不動産売却をおこなうことには、メリットだけでなくデメリットもあります。今回は、相続した不動産売却のメリット・デメリットに...
2025-03-25
事件や事故などによって建物内で人が亡くなっている家を「事故物件」と呼びます。相続財産のなかに事故物件が含まれているとき、相続するかどうかで迷うことがあるのではないでしょうか。そこで今回は事故物件を相続したときに課され...
2025-02-18
自殺や事件の現場になった物件を相続するのは避けたい、と思う方は多いでしょう。心理的瑕疵を抱えている物件は、買い手はもちろん借り手も見つかりにくいので、何かしらの対処が必要です。こちらの記事では、事故物件は固定資産税が...
2025-02-04
相続のときに発生する税金は、少しでも負担を軽くしたいと思うものでしょう。相続税には非課税枠と呼ばれる控除があり、上手に活用すれば負担が軽減できます。そこで、こちらの記事では、相続税の非課税枠とはなにか、基礎控除額の計...
2025-01-14
農地は一般的な宅地より売却が難しいと言われることが多いですが、その理由をご存じですか。うまく売却できた場合、条件によっては譲渡利益にかかる所得税に特別控除が使えるかもしれません。今回は農地の売却が難しいと言われる理由...
2024-10-15
不動産の売却をおこなったあとに、「お尋ね」と記載された文書が届くことがあります。差出人の宛名が「税務署」となっているため「何かしたかな?」と不安になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、そもそ...
2024-06-11
土地の売却をご検討中の方の中には、確定申告は必要なのかや、やり方がわからないと不安に思っている方もいらっしゃるかと思います。また、確定申告にはいくつかの書類が必要になり、どのように集めてどのように記入したら良いのかわ...
2024-02-20