2023-11-21
自宅を売却したあとも住み続けられるメリットがあるリースバックですが、注意点を知らずに契約してしまうとトラブルとなる可能性があります。
本記事では、リースバックによるトラブルを回避するために、リースバックの注意点やトラブル事例、対策方法をご紹介します。
リースバックをうまく活用して将来的にも安定した生活を送れるように、ぜひ参考にしてください。
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リースバックで注意すべきなのが家賃の金額です。
リースバック時の毎月の家賃は、買取価格の1割程度を12か月で割った金額が一般的な目安になります。
周辺相場の家賃よりも高くなるケースも多いため、今後も支払い続けるのが可能な金額なのかを検討してから契約に進みましょう。
再購入する際の買戻価格も、周辺の相場よりも割高に設定される傾向があります。
将来買い戻しを希望している場合は、買戻価格もリースバック会社を選ぶ重要な判断材料になります。
また、賃貸期間の制限も注意点の1つです。
賃貸の契約期間を2年に設定しているケースが多く、リースバックした家にずっと住み続けられない可能性もあります。
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もっとも多いトラブルが、家賃の支払いができなくなる例です。
周辺の家賃相場よりも割高な傾向があるうえに、契約更新時に家賃の値上げを通知される場合もあり、リースバックの利点を活用できないまま退去となる恐れがあります。
次に、買い戻しができなくなるトラブルも多いです。
毎月の家賃支払いにより買い戻し費用が準備できなかったり、契約時に言われていた買戻価格よりも高い金額を提示されたりするケースがあります。
なかには、物件を勝手に売却されてしまう事例もあります。
リースバック会社が所有権を売却しても、次の所有者に当初の契約は引き継がれますが、住んでいる側にとって無断で所有者が変わるのは大きな不安要素となるでしょう。
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トラブルを回避するためには契約書の内容をよく確認しましょう。
リースバック契約は、契約期間が更新されない定期賃貸契約であるのが一般的です。
そのため、必要な契約年数を満たしているのか、さらには買い戻し時の価格や条件が明記されているかなどをしっかり確認してから契約を結びましょう。
金銭的なトラブルを避ける対策としては、買取価格や買戻価格が適正価格であるかの調査が有効です。
リースバック会社にくわえて不動産会社にも通常の売却価格を査定してもらい、自宅の適正価格をつかんだうえで交渉を進めていきましょう。
また、現状の収入で支払うのが精いっぱいな金額の家賃であれば、何かあったときにすぐに退去せざるを得ない状況に陥りやすいです。
将来を見越した綿密な資金計画も必要です。
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リースバックの注意点は、家賃や買戻価格、賃貸期間が自分の希望する条件に見合っているかが挙げられます。
家賃の支払いや買い戻しができなくなる事例は多いため、契約を進める際には将来的にも支払いが可能な家賃か、買戻価格が適正価格かをしっかり検討しましょう。
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